失敗したくない!ホームページ制作会社の選び方7つのポイント

ホームページの制作を依頼できる会社は、インターネットで検索すればたくさん出てきます。初めて依頼する場合、多すぎて何を基準に選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

自社でホームページを作れなければ、プロに依頼することになります。

しかし制作会社に依頼した経験がある方でも

「価格で選んで失敗した」

「せっかく作ってもらったが機能しているとはいえず、リニューアルしたい」

といった声もよく聞かれます。

ホームページ制作会社の選び方を間違えると、相手がプロであったとしても、自社のニーズに合ったホームページの制作ができないこともあります。

これからホームページを作りたい方やリニューアルを考えている方は、失敗をしないためにもホームページ制作会社の選び方を理解しておきましょう。

ホームページ制作会社を選ぶ前に準備すべきこと

ホームページ制作会社の選び方を説明する前に、自社で準備しておくべきことを3つ紹介します。ここでしっかり準備をしておけば、希望のホームページに近づくことができるので参考にしてみてください。

アピールポイントや強みを洗い出す

1つ目は、ホームページで紹介したい商材の特長や他より優れている点、企業の実績、経験、ユーザーの評価などのアピールポイントや強みを洗い出しておきます。

商材に対する企業の想いや姿勢にも焦点を当てて、書き出しておくとよいでしょう。

商材が社会問題や人の悩みを軽減するものである場合はとりわけ、企業の姿勢や想いはホームページに来訪するユーザーの心にひびく訴求ポイントになります。

これらの情報を積極的に制作会社に渡すと、ホームページの方向性が定まり、訴求ポイントをおさえて制作してもらうことができます。

運用の方針を決める

2つ目は運用の方針を決めておくことです。運用とは、ホームページ公開後に情報の更新や修正、追加をおこなうことになります。

ホームページは公開して終わりではなく、来訪する人のために新しい情報を提供していくことが必要です。

以下のようなさまざまな情報の更新が想定されます。

  • 新商品の紹介
  • セール商品の紹介
  • キャンペーンのお知らせ
  • コラムなどのコンテンツ追加
  • 株主向けのIR情報の更新
  • 採用情報の更新

更新する頻度や更新にかかる作業費の規模、捻出できるランニングコストの予算金額などによって運用方法は変わるため、詳細は制作会社と相談して決めることになります。

ですが、自社で人員確保ができるから自社で運用したいと考えるのか、または費用はかかってもいいからすべて制作会社に任せたい、など大まかな方針は決めておきましょう。

提案依頼書を作成する

3つ目は「提案依頼書」と呼ばれる書類を作成しておくことです。

提案依頼書は、ホームページ制作やシステム導入を検討するWeb制作の場で用いられ、依頼主が作成する書類になります。

提案依頼書は、ホームページ制作のスケジュールや実現したいことなどの要件をまとめておくもので、書き方やファイル形式はなんでも構いません。

前述したアピールポイントと運用方針も含め、以下の内容を盛り込んでおきましょう。

  • 予算
  • 納期、公開予定日
  • 企業や商材のアピールポイントや強み
  • ホームページの目的(販売促進、認知度向上、情報発信など)
  • ホームページや商材のターゲット層(性別、年代など)
  • 希望する運用の流れ、方針
  • リニューアルであれば現状のホームページの問題点

制作会社に依頼するまでに、これらを準備する時間を必要になるので面倒に思われるかもしれません。

しかし、自社が求めるホームページのイメージを具体的に制作会社に伝えることができ、打ち合わせや制作進行をスムーズに進められます。

希望するホームページ像を可視化できるので、制作物のクオリティが高くなることが期待できます。

ホームページ制作会社の選び方7つのポイント

ここからは、依頼前の準備が終わったものとして、具体的なホームページ制作会社の選び方を7つ紹介していきます。

制作会社の得意分野を確認する

制作会社によって得意な分野に違いがあり、それぞれに個性があるので、どのような制作に強みをもっているのか確認します。

だいたいの制作会社は、ホームページに対応可能な業務を掲載しているので、まずはホームページで確認してみましょう。

ホームページ制作会社の持つ強みは、おおまかに以下の4つに分類できます。

  • デザイン力に強みがある会社
  • システム構築からできる会社
  • 集客や広告運用に強い会社
  • 総合的に何でもできる会社

作りたいホームページの仕様によって、どの強みを持つ制作会社を選ぶべきかが違います。

たとえば、予約サイトやECサイトを作りたいのであれば、システムも構築できる会社を選ばないといけません。

総合的に何でもできる会社は抱えている人員の数も多いですが、費用は高くなりがちです。

しかし、規模の大きなホームページを作ろうとするなら相応の人員の確保が必要になるので、大きな会社でなければ対応が難しい場合があります。

のちほど、4つの分類にあてはまる和歌山県内にある制作会社の例を紹介します。

制作会社のホームページのクオリティは確かか

制作会社の自社ホームページのクオリティは、必ずチェックしておきたいポイントです。

アピールする業務やスキルを、自社のホームページで実現できていないのであれば、制作や運用のノウハウが本当にあるのか怪しいため、候補から外したほうがよいでしょう。

ホームページの状態が以下の項目に当てはまるような制作会社は、あまりおすすめできませんので、確認の際の参考にしてください。

  • 更新がおろそか
  • 掲載情報が少ない
  • 古臭い印象がする
  • 実績の掲載が少ない
  • 内容がわかりにくい

実績は掲載の許可をもらっていないだけで、大手企業の受注を請け負っていることはあります。

しかし、だいたいそのような所は自社のホームページもしっかり作り込んでいるので、上記のような印象を持つことは少ないでしょう。

もし、インターネットやデザインに詳しくなくても、制作会社のホームページを見たときに受ける印象と同じクオリティが、そのままあなたのホームページに反映される可能性は高いです。

第一印象であなたがどう感じたかを大事にしてください。

スマートフォン対応のホームページを作れるか

近年では、ホームページはスマートフォンからの閲覧が、パソコンと同等もしくはパソコンよりも多いです。

対応していないページはスマートフォンで見ると表示が小さく、訪問者は見たい部分を拡大しなければならず、使いづらくストレスに感じます。

スマートフォン対応していないページは、来訪者にストレスを与えるので、Googleでも検索結果にスマートフォン対応しているサイトを上位表示させると公式発表しています。

(参照:Google ウェブマスター向け公式ブログ「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」

また、企業向けのホームページは、パソコンからの訪問が多いと考えている方もいますが、それは誤解です。

最近では、会社から業務用にスマートフォンを支給されることも多く、企業向けページもスマートフォンとパソコンで閲覧する人の数に違いは見られなくなってきています。

以上のことから、ホームページのターゲットが個人向けか企業向けかに関わらず、必ずスマートフォン対応の制作ができる会社を選びましょう。

インターネット集客の知識や経験はあるか

インターネットで集客を考えている方にとって、制作会社に集客の知見があるかどうかは、重要な判断ポイントになります。

集客にはSEO対策やインターネット広告の運用、SNSの活用など、制作とは違ったノウハウが必要です。

集客の知識や経験があるかホームページを見てもわからない場合は、集客の実績を具体的に尋ねてみてください。

言葉を濁したり、はっきりわからないようであれば、集客の知見はあまり期待できないので、他の会社を検討したほうがよいでしょう。

運用をフォローしてくれる体制はあるか

簡単な情報更新をおこなう程度であれば、自社で問題なく運用できるでしょう。

しかし、もしホームページで集客を考えているなら、戦略的な運用が必要になります。

ホームページの集客力は、公開直後からすぐに高いわけではありません。

集客力を上げるためには、良質なコンテンツを継続的に追加したり、来訪者分析でページの方向性を修正したりなどのトライ&エラーが必要です。

制作会社が運用フォローに対応できない場合、別の会社に依頼することになります。

ホームページを制作した会社と違う会社が運用を請け負うことはありますが、ホームページのコンセプトなどを最初から説明しなければならず手間がかかります。

自社だけで運用が難しいと前もって分かっているなら、ホームページを制作してくれる会社に運用もまとめて依頼できるか確かめてみましょう。

見積りや制作依頼の時点で、どの程度の作業をフォローしてくれるのか、そして運用フォローに必要な経費などを確認してみてください。

担当者とコミュニケーションは問題ないか

制作会社とは長い付き合いになるかもしれないので、きちんとコミュニケーションが取れるかは、注意を払うべきポイントです。

専門用語ばかりを並べて会話する人を見かけますが、そのような方とは時間をかけてもスムーズな意思疎通ができる関係にはならないでしょう。

加えて、こちらの要望を汲み取れない方、代替案の提案がない方もおすすめできません。

いくら制作会社の実績がすぐれていても、費用が安くても、話しが噛み合わないと感じた場合は要注意です。

費用の明細と総額を提示してくれるか

経営者であれば、お金の管理をきっちりできる会社と付き合いたい、と考えるのは当然のことでしょう。

見積りや費用を提示してもらうときに、実際によくある不親切な例を2つ挙げてみます。

1つ目は「総額だけ提示されて明細がない場合」です。

どんぶり勘定である可能性や費用の水増し請求などを疑ってしまい、誠実さを感じられません。企業規模が小さくない制作会社でも、このような事例を目にします。

2つ目は、費用の項目がすべて「¥○,○○○~」となっていて、「見積りに明細はあるが総額がわかりづらい場合」です。

最低表示だけなので総額が把握できず、かかった分だけ請求する方式でやっているので、最終的にいくら請求されるのか、そして予算内におさまるのか判断ができません。

見積りを取る際には、内容がわかりやすいかどうかを確認してみてください。

和歌山県にあるホームページ制作会社の分類

前述では制作会社を得意分野別に分けると、以下の4つに分類できると紹介しました。

  • デザイン力に強みがある会社
  • システム構築からできる会社
  • 集客や広告運用に強い会社
  • 総合的に何でもできる会社

ここからは4つの得意分野別に、和歌山県内のホームページ制作会社を数社ピックアップし紹介していきます。

デザインに強みがある会社

デザインは、文字だけでは表現できないブランドの世界観やコンセプトをイメージで伝えることができます。

ファッションや生活雑貨などイメージが購買に大きく影響する商材にとって、おしゃれなデザインであることは売上げを大きく左右する重要なポイントです。

また、デザインに強い会社は、イラストやアニメーションにも対応できることが多いです。

意外に思われるでしょうが、ホームページ制作会社でイラストは簡単に対応できるものではなく、オリジナルのイラストを依頼すれば別料金を取られることもあります。

デザインで妥協したくない場合は、デザインに強い制作会社を探しましょう。

和歌山県内のデザインに強い制作会社は以下になります。

<株式会社ハクシャ>

株式会社ハクシャは和歌山市にある制作会社で、業種に合ったホームページを作ることができます。ロゴデザインやイラストにも対応可能です。

詳細はこちら → 株式会社ハクシャ

<IRODORU>

IRODORU(イロドル)は有田市にあり、中小企業や個人事業主向けにWeb集客に特化した制作とマーケティング支援ができる会社です。

特にデザイン性が高く、制作例を見ると洗練された印象のホームページに仕上がっています。

詳細はこちら → IRODORU

システムに強みがある会社

予約システムをホームページの機能に付けたいときやECサイトを構築したい、CMSを構築したいなどの場合は、システムが強い会社に依頼したほうがよいでしょう。

システム開発は知識や経験が少ないと、要件定義やセキュリティが甘くなることがあるので、慎重に選ぶ必要があります。

自社の基幹データやシステムと連携が必要になる場合などは、技術がない会社に依頼するとデータ漏えいやハッキングされる危険があるので注意してください。

和歌山県内のシステムに強い制作会社を紹介します。

<株式会社サンクス>

株式会社サンクスは経理業務や顧客管理、文書作成などのアウトソーシング、発注仕入れ管理システムや販売管理システムなどの開発にも対応しています。

詳細はこちら → 株式会社サンクス

集客や広告運用ができる会社

インターネットの集客とは、検索結果の上位表示を狙う対策や広告、 SNSなどからホームページへ見込み客を流入させることです。

ホームページへ集客ができると、そこからさらに実店舗へ来客の誘導も可能になります。

集客を意識した運用をおこなっていくには、サイト分析から対策の実施まで、専門的な知見が必要になります。

現在、自社ホームページを持っている方でも、集客力が落ちてきたと感じる場合には相談してみるとよいでしょう。

和歌山県内の集客や広告運用に強い制作会社を紹介します。

<ROCKET DIVE>

ROCKET DIVEは西牟婁郡にあり、ホームページの制作や運用、SEO対策、広告代行などをおこなっています。おしゃれで見やすいホームページの制作だけではなく、SNSや広告を活用したプロモーションと合わせて運用が可能です。

詳細はこちら → ROCKET DIVE

<株式會社WEBESTIE>

株式會社WEBESTIEは田辺市にあり、ホームページ制作やマーケティングのアドバイス、広告運用、サイト分析などを依頼できます。

クライアントに最適な集客方法を提案し、Webコンテンツ制作から運用まですべて依頼できます。

詳細はこちら → 株式會社WEBESTIE

総合力のある会社

総合力のある会社とは「デザイン力」、「システム開発力」、「集客や広告運用」がある会社で、ホームページ制作に必要な基本をひととおり持っています。

このような会社は、人材も多く社内でノウハウを蓄積し仕組み化され、共有されていることが多いので、成果物には一定のクオリティが期待できます。

<株式会社BEE>

株式会社BEEは和歌山市にあり、システムやアプリなどの開発も得意とする制作会社です。

ホームページ制作のデザイン性も高く、チラシや販促物などのプロモーション用品の制作も依頼できます。

詳細はこちら → 株式会社BEE

<株式会社ホワイトスペース>

株式会社ホワイトスペースは、田辺市に本社を構え、東京と大阪にも拠点を置いている制作会社です。

チラシやポスターなどのグラフィックデザイン、Webデザイン、システム開発、ドローンを使った撮影など総合的な制作が可能です。

詳細はこちら → 株式会社ホワイトスペース

ここでは紹介してきれなかった、和歌山県内にあるホームページ制作会社を以下の記事でまとめて紹介しています。

ホームページ制作を依頼したい方はチェックしてみてください。

和歌山県でホームページを作りたい方必見!31社を一挙紹介

インターネットが私たちの生活の一部になって久しく、今では企業の9割が自社のホームページを持っているそうです。 自社のホームページがあると、企業のイメージや信頼感…

コンペや相見積りの落とし穴

コンペや相見積もりは、まとめて複数のホームページ制作会社を比較できるので、効率的なように見えますが、よく理解せずにおこなうと失敗する危険性が高い方法です。

デメリットをよく理解したうえで、コンペや相見積もりをおこなってください。

コンペや相見積りのデメリット

コンペや相見積もりは、複数の制作会社に提案や見積りを出してもらい比較し、よいと判断した1社に絞る方法です。

きちんとした判断を下すためには、正確な提案依頼書を前もって準備しなければならず、また制作会社を選別する能力も必要になります。

複数の制作会社と同じ内容の打ち合わせが同時進行になり、かえって時間を取られ通常業務に支障をきたすことなども考えられます。

公開予定日まで、コンペや相見積もりをする時間の余裕があればよいですが、半年もないのであれば依頼する会社を1本に絞ってから進めたほうがよいでしょう。

金額だけで評価するのは危険

制作にかかる費用をできるだけ安く済ませたいとの理由から、価格を重視しすぎてしまうことがあります。

しかし、あまりに安価を希望するとクオリティが高い制作ができる会社は、コンペや相見積もりの途中で離れていってしまいます。

安い制作会社には、安いなりの理由があるのです。

理由を理解したうえで依頼するのは構いませんが、安さ重視で選んだ結果、成果が期待できないようなホームページや運用がスムーズにいかないホームページになることもあります。

納品後に不具合が発生する可能性もあるので、十分注意してください。

まとめ

失敗しないホームページ制作会社の選び方のコツを紹介してきました。

覚えることが多くて大変と思われたかもしれませんが、制作会社の選び方によってホームページから得られる成果は大きく変わります。

成果につながるホームページ作りは、制作会社に依頼する前から始まっています。

準備すべきものや選び方のポイントをおさえ、信頼できるホームページ制作会社に出会うための参考にしてみてください。

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